おたふく風邪は流行性耳下腺炎とも呼ばれています
おたふく風邪は皆さんよく知っている言葉だと思いますが、実際に、どのような症状なのかをご存知の方は少ないと思います。
そこで、おたふく風邪の症状について、少しここで学習しておきましょう。
おたふく風邪は、「流行性耳下腺炎」とも呼ばれており、主に子供がかかる病気です。
ムンプスウィルスの感染によって引き起こされるのですが、冬から春にかけて、おたふく風邪の患者が増える傾向にあります。
おたふく風邪は、それほど深刻に考える必要のない病気ですが、子供にとってはなかなか危険な病気ともいえます。
したがって、毎年の流行時期、冬から春にかけての期間、必ずおたふく風邪の予防接種を受けましょう。
おたふく風邪に感染する子供の多くが、予防接種を受けていない子供たちです。
しかし、予防接種を受けていたとしても、おたふく風邪にかかる可能性もあります。
おたふく風邪には多くの症状があり、比較的分かりやすい症状ばかりです。
症状についてはある程度の予備知識や、おたふく風邪経験のある方に聞けば分かりますので、それらの症状が見られる、または明らかにおたふく風邪の症状が見られるようなら、すぐに病院に行きましょう!
おたふく風邪の特徴的な症状:耳の下の腫れ
おたふく風邪は、通年流行するものですが、だいたい冬から春にかけて、日本全国で大流行しますね。
おたふく風邪の患者のほとんどは子供であり、大人の発祥例は決して多くありません。
子供の頃を思い出してください。
この時期、大嫌いなおたふく風邪の予防接種を受けた記憶があるはずです。
さて、おたふく風邪の症状の診断方法ですが、比較的簡単に行うことができます。
おたふく風邪の症状の中でも特徴的な症状の一つに、「耳の下の腫れ」があります。
おたふく風邪の正式名称が「流行性耳下腺炎」と呼ばれるのはこの症状のためです。
したがって、風邪のような症状の他に耳の下が腫れているような症状が出たら、おたふく風邪を疑ってみてください。
この診断方法は、何も病院だけでなく、親がしっかりと注意していれば自宅でもその症状に気付くはずです。
特に、おたふく風邪が大流行する冬から春にかけては、子供が風邪の症状を見せた時、耳の裏や下に症状ガ出ていないか注意を払ってみるようにしておきましょう。
また、おたふく風邪の症状が確認できたなら、すぐに病院に行ってください。
おたふく風邪自体は深刻な病気ではありませんが、患者の多くは子供です。
大人にとっては些細な病気でも、子供にとっては深刻な状態になることもあるのです。
おたふく風邪の症状:髄膜炎
おたふく風邪は、毎年冬から春にかけて大流行します。
この時期になると、おたふく風邪が流行している地域の情報がテレビのニュースで流れるなど、ちょっとした風物詩みたいになっていますね。
しかし、風物詩とはのんきな話です。
おたふく風邪は、大人にとってはほぼ無縁であり、深刻に考える必要はありませんが、患者の多くが子供なのです。
小さな子供にとっては、おたふく風邪も厄介者なのです。
そこで、たくさんあるおたふく風邪の症状をしっかりと理解しておくことで、親としていち早く子供の症状や異変に気付くようにしておきましょう。
まず、代表的な症状としては頬や耳の下の腫れです。
この症状は分かりやすいですね。
自宅でも両親が注意してみていればすぐにこの症状に気付くはずです。
また、腫れと同時に、発熱症状が見られることが多く、この2つの症状が同時に見られるなら、おたふく風邪の可能性大です。
ただし、おたふく風邪で最も恐いのが、「髄膜炎」と呼ばれるものです。
おたふく風邪の患者の20人に1人の割合で、この髄膜炎の症状が見られます。
髄膜炎にかかってしまうと、そく入院なんですよ。
たいていは何の後遺症もなく改善して行きますが、この髄膜炎での死亡例、また、何らかの後遺症が残ったという報告もあります。
とにかく、おたふく風邪の症状が見られたらすぐに病院にいくことです。
軽度のものであればすぐに完治しますので、早期の症状発見・早期の治療を心がけましょう!